EAPコンサルタントのコラム2016年4月(vol.75):自己流テクニックで飲みすぎの失態を防ごう!

 

他のコラムを見る

自己流テクニックで飲みすぎの失態を防ごう!

飲みニケーションの落とし穴

多くの企業で、年度始めは歓送迎会で飲酒機会が多くなります。我が社も同様で、歓送迎会はひとつのイベントであり、横のつながりをつくる「飲みニケーション」の場でもあります。しかし、盛り上がりすぎて、ついうっかり飲みすぎてしまい、電車の乗り過ごしや二日酔いなど、痛い思いをしたという経験がある方も多いのではないでしょうか。

私の周囲でもアルコールにまつわる失敗談は様々あります。同僚から聞いた話では、日頃から飲みすぎが原因で奥様に注意されていた旦那様が、酔っぱらって駅の線路に落ち大怪我を負ったことが決定打となり、三行半をつきつけられ離婚した、といったかなりインパクトのある話もありました。私自身、朝目覚めたら、顔に謎のすり傷があり、何事が起きたのかと恐怖を感じたことがあります。その日はお客様に会う予定があったので、しみる傷口にコンシーラーを塗り込み、ファンデーションを厚く塗り重ね、文字どおり「痛い思い」をした体験でした。

アルコール依存症への道

私は保健師という職種柄、さまざまな会社で、健康診断の結果をもとに、生活のふり返りとして社員の皆様と面談する機会がありますが、ときどき、肝機能が極めて悪い方がいらっしゃいます。自己申告される1日の飲酒量は、適量の4倍以上。日頃から「飲みニケーション」の活発な会社で、飲み会があると、どれだけ飲んでいるか自分でもわからないとおっしゃいます。こういった方と出会うと、アルコール依存症への移行を懸念せざるを得ません。

一説では、「1日に3合以上のアルコールを10数年飲み続けるとアルコール依存症になる」といわれています。ちなみに適量は、日本酒なら1日1合ですので、それをゆうに超える量です。一旦依存症になると、その禁断症状はヘロインなどの麻薬に劣らないほど強烈で、自力で抜け出すのは困難を極めます。

アルコール依存症進行過程

図:アルコール依存症進行過程

(保健同人社「アルコールこうしてつきあう」より)

この肝機能が悪い方は、「アルコール関連身体障害」のレベルまで進行していることが疑われました。これ以上の進行は、遅刻や欠勤など、業務へ影響するレベルとなりますので、会社員として働くには致命的なラインとなります。

飲酒と企業リスク

飲みすぎた時に起こりえる企業リスクとして考えられることは、酒席でのアルハラ、会社支給の携帯電話やPC、重要な書類の紛失、個人情報の漏えいなどが想定され、会社に多大な損害を与える恐れもあり、もしそのようなことが起きたらと想像しただけでゾッとします。また、翌日の二日酔いによる生産性の低下は、どの業種においても等しくいえることで、特に工場などでは落下事故、運送業などでは飲酒運転など生命に関わる事故につながりかねません。

その他、個人の身体面への影響も幅広く、急性アルコール中毒や肝臓病、依存症は当然のこと、メタボや認知症、がん、歯科疾患など全身におよぶ疾患リスクが高まるという視点からも、アルコールといかに付き合うかは、働く人にとって大きな課題になるといえます。

飲みすぎない自己流テクニックを持とう!

では飲み会や普段の生活において、どうやって飲みすぎを防ぐのか・・実際に様々な方からお伺いした自己流テクニックを紹介します。この中に、自分でもできそう! と思えるものがあるでしょうか。または、ここにはない、自分独自の独創的なテクニックをあみ出すヒントが隠れているかもしれません。

私の飲みすぎ予防策は、「絶対に飲みすぎない(記憶をなくしたことがない)」という管理栄養士と飲むことです。忘年会など、つい飲みすぎそうな時は、「飲みすぎていたら止めて!」とお願いをしておき、リスクヘッジします。

本コラムは自戒の念もこめつつ、皆様も一緒に気をつけていきましょう! というエールと共にお送りしています。お酒の席が楽しい「飲みニケーション」の場になりますよう、大きな事件を起こす前に、自己流テクニックを見つけて実践していきませんか?

(2016/4/28)

ページのトップへ

関連サービス
  • EAP
    従業員のこころとからだの健康をトータルで支え、よりよい職場づくりをサポートします
  • MOSIMO
    メンタルヘルス不調者が長期休職したときの企業のコストを試算するこができるツールです

ページのトップへ