放射線被ばく防護に関する情報

3月15日10時22分頃、福島第一原子力発電所3号機付近で、これまでで最大となる1時間当たり400ミリシーベルト(mSv)という高値の放射 線量が測定されました。これは、胸のレントゲン検査のおよそ2000倍に当たり、仮に1時間そこにいれば、免疫に携わるリンパ球が一時的に減少する急性症状がでる数値と言われています。
文部科学省は、全国に設置された大気中の放射線量を計測する「モニタリングポスト(自動観測局)」の測定値を毎日ホームページで公表しています。
放射線に対する正しい知識の啓発が大変重要になっています。

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屋内退避の指示が出された場合の行動

3月15日11時頃、福島原子力発電所事故機から20~30km圏内において、屋内退避指示が出されました。
原子力施設からの放射性物質ま たは放射線の異常な放出が発生した場合には、周辺住民の方々の被ばく低減のため防護措置を緊急に講じる必要があります。その目安として、外部被ばく 10~50mSvの予測線量で屋内退避となります。(出典:原子力安全委員会「原子力施設等の防災対策について」2001.6)

放射線から身を守る行動14か条(屋内退避が出た場合)

1屋内に入り、外出しない
2屋外にいた場合は、マスクをしたりタオルやハンカチを水でぬらして口や鼻を覆う
3服装は皮膚の露出をできるだけ抑える
4屋外にいた場合は、身につけていた衣服・帽子は全て脱いでから屋内に入る
5身に着けていた衣服・帽子はビニール袋に入れ、口をしばって保管し、洗ったり、着たりしない
6屋内に入ったら、顔や手を洗い、うがいをする
7雨に濡れた場合には、多量のシャワーで全身を洗い流す
8できる限り外気に触れないように、ドアや窓を全部締め目張りをする
9外気とつながっている全ての空調設備や換気扇、ヒーターなどを止める
10屋外に放置されていた食べ物はなるべく口にしない
11食品の容器にはふたをしたり、ラップをかける
12井戸水は飲まない
13洗濯物は外に干さない、干してあるものは取り込まない
14テレビ、ラジオ、広報車、防災行政無線などで発表される情報や指示に注意する

注)この行動14か条は、屋内退避の指示が出ていない地域では適用になりません

避難の指示が出された場合

外部被ばく50mSv以上の予測線量で避難などを行うこととしています。(出典:原子力安全委員会「原子力施設等の防災対策について」2001.6)

放射線から身を守る行動3か条(コンクリート屋内退避が出た場合)

1集合場所へは、皮膚の露出をできるだけ抑え、外衣や帽子を身につけ、マスクをしたりタオルやハンカチを水でぬらして口や鼻を覆って歩いて集まる
2持ち物は貴重品など最小限にする
3ガスの元栓を締め、電気のコンセントを抜き、戸締まりをしっかりする

注)この行動3か条は、避難の指示が出ていない地域では適用になりません

参考資料

報道されている放射線量
福島第一原子力発電所 3号機付近(3月15日 10時22分) 400mSv/時
4号機付近(3月15日 10時22分) 100mSv/時
2号機と3号機の間(3月15日 10時22分) 30mSv/時

出典:首相官邸HP

放射線と線量
放射線源 線量
自然放射線による被ばく 空気中のラドンなどの吸引 1.3mSv/年
食物などから 0.33mSv/年
大地放射線から 0.41mSv/年
宇宙線から 0.36mSv/年
2.4Smv/年
健康診断のX線検査 胸部撮影 0.2Smv/年
腹部撮影 1.0Smv/年
胃のX線検査 3-5mSv/年
胃(透視) 10mSv/年

出典:北里大学病院放射線部HP

監修:日本医学放射線学会専門医 宇都宮セントラルクリニック院長 佐藤 俊彦

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