2013年6月(vol.41):働くからだを作るための正しい健康情報の取入れ方-食品表示の活用法-

 

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従業員の健康は、会社の財産!

『従業員の健康は会社の財産』という意識のもと、働く人たちの健康を守る取り組みを進めている企業が増えてきました。国でも、厚生労働省がスマートライフプロジェクトを2012年から開始し、日本政策投資銀行は健康経営評価と連動させた優遇融資制度を始めています。

従業員が“働けない状態”にならないようにするには、突然死の原因にもなりうる心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病の予防が鍵になります。そのための基本は何といっても『食事と運動』。最近、この一方の柱となる食事に注目して、社員食堂の見直しで従業員の健康改善に効果を上げている会社が多くなっています。

とはいえ、社員食堂をもっている企業はそれほど多くありません。「健康づくりにつながる食事を提供したいが食堂がないから」と、断念している会社のほうが多いはずです。そのような企業の場合、従業員のランチは「外食で済ます」「コンビニなどで買ってくる」「お弁当を持ってくる」がほとんどではないでしょうか。実は、この中の“買ってくる食事”に注目させることでも、従業員の健康を守る取り組みができるのです。

何を基準に、お昼ご飯を選んでいますか?

例えば、昼食をコンビニで買う菓子パン等で済ましている人がいるとします。
そんなとき、何を基準に購入を決めているでしょうか。「お腹がすいているから、大きなコロッケパンとか焼きそばパン」「そんなにお腹がすいてないから、軽めに蒸しパン」など、食べたいものや嗜好、金額もさることながら、お腹にたまるイメージを優先させて選んでいることも多いと思います。このイメージは“軽め=エネルギーが少ない”という、思い込みからきているといえます。

一度、じっくりパッケージを見てください。

注目したいのは、皆さんも一度は目にしたことがある『食品表示』です。売られている食品(加工食品のパックや缶、袋などに包装されているもの)には、名称、原材料名、内容量、賞味期限、保存方法、製造者等が表示されており、項目は、JAS法や食品衛生法で決められています。
この食品表示を健康の味方にして、従業員を健康にする方法をお勧めしたいのです。そのためには、従業員の人たちに、表示の読み解き方を伝授する必要があります。

まずは、原材料名をじっくり見てみましょう。

この原材料名は、『多く使っているものから順に書いてある』がポイントです。

おやつとして食べがちな菓子パンのアップルパイを例にすると、原材料名は、「小麦粉、マーガリン、りんごジャム、ショートニング・・・・」となっています。この場合、小麦粉の次にマーガリンが多く、さらに、4番目にショートニングという油脂が記載されていることから、全体に脂質が多く使われていることが分かります。

脂質の過剰摂取は、脂質異常症や糖尿病、肥満等を引き起こし、その後の心筋梗塞を招くリスクとなります。日常の食事で、油を使った料理が多い人は、「脂質の少ないもの」を選ぶ判断材料として、食品表示が活用できます。脂質の摂取過剰を防ぐために、その日のほかの食事との兼ね合いから食品選びを総合的に考えられる目がもてると、さらに食生活は改善します。

私たちのからだは食べたものでできている

トマトジュース、納豆、バナナ、ココアなど、『健康にいい』と巷でいわれるたびに、スーパーから姿を消す食品たち・・・

「●●を食べると、××になる」など、本当でしょうか。

もし、これをちょっと変えると、「このつぼを買えば、幸せになる」にもなりますが、これなら、怪しい!と感じますね。

食品の場合、そう考えないのはなぜでしょう? 毎日食べるものだから? 食べたことがあるものだから? なんだかよさそうな物だから? みんなが言っていたから? なのでしょうか。

「これだけ食べれば健康になる」という食品はありません。生きていくために、とりたい食品は沢山あります。そして、毒以外で食べてはいけないものはありません。自分自身の健康のために必要なものを、色々な情報の中から自分で判断し、活用できる力を持ちたいものです。

ランチのパン選びが、企業の損失につながるといっても過言ではありません。毎日の食事でからだは作られ、そして変わります。そのために活用できる重要な情報源として、食品表示は1つのツールになります。

企業の生産性を上げ、業績を伸ばすには、社員が健康で働くことが重要です。

食品についている表示は、その『健康』を手に入れるための道標と言えるかも知れませんね。

弊社では、食品表示の見方を伝授する『食品選択と健康 -食品表示の活用法』など各種健康研修をご用意しております。貴社の従業員の皆様を健康にするお手伝いをさせていただきたいと思いますので、ご検討の際にはぜひお問い合わせください。

(2013/6/6)

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