
⾼度経済成⻑期には疾病予防や療養においてセルフケアが注⽬され始め、家庭での健康管理へのサポートが必要になりました。
そこで当社は1969年、家庭医学書にセルフケアの考えをとり⼊れた『家庭の医学』を発刊。同誌では病気や検査に加え、症状とそのセルフケア、応急⼿当や健康増進、病院の選び⽅・かかり⽅など、実践的な情報をわかりやすい内容で提供しています。当時はネット環境もなく、家庭になくてはならない家庭医学書として、⻑きにわたって広く愛読されました。

⼀⽅、1964年、社会問題となり始めていた⽣活習慣病へ関⼼が⾼まる中、雑誌『保健同⼈』は誌名を『暮しと健康』に⼀新。“健康”をトータルで捉える健康医療雑誌のパイオニアとして、信頼できる⾝近な情報を発信し続けました。また、1969年には雑誌『笑顔』を創刊。家庭における健康管理にフォーカスし、⽣活者の視点に⽴った誌⾯で多くの読者に愛されました。
これらの雑誌のほか、書籍やパンフレットなど、当社はさまざまな出版物を世に出し、⼈々の健康増進や健康リテラシーの向上に努めてまいりました。