お知らせ

「新型コロナウイルスに関連した感染症」情報
― 新型コロナウイルス感染症の正式名称ついて ―

2020年2月12日版
2020年3月12日訂正

WHO、新型コロナウイルス感染症の正式名称をCOVID-19に

WHO(世界保健機関)は、新型コロナウイルス感染症の正式な病名を「COVID-19」にしました。名称に含まれる「CO」はcoronaを、「VI」はvirusを、「D」はdiseaseを、「19」は最初に流行が確認された2019年12月31日を表しています。

名称選定のプロセスでは、WHOと国際獣疫事務局 (World Organisation for Animal Health)および国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture Organization)との間で合意されたガイドラインに基づき、「スティグマ」の回避の観点から、特定の地名・動物・個人や集団への言及を避けて選ばれました。また、発音しやすく、病気に関連することにも配慮されました。この名称は、今後新たにコロナウイルスが発生した際の標準形式となります。

一方、新型コロナウイルスの正式なウイルス名については、国際ウイルス分類委員会が「SARS-CoV-2」と名付けています。名称選定理由は、SARS(重症急性呼吸器症候群)を引き起こすウイルス(SARS-CoV)の姉妹種であることです。

新型コロナウイルス感染症の正式な病名:COVID-19

新型コロナウイルスの正式なウイルス名:SARS-CoV-2

本日の用語解説

スティグマ

特定の属性を持っている人に対してネガティブなレッテルを貼り付けること。新型コロナウイルスは、発生地の中国湖北省武漢市に由来して「武漢ウイルス」などと呼ばれことがあり、風評被害の懸念が指摘されています。また、2009年に流行した新型インフルエンザは、発生当初「豚インフルエンザ」という名前が使用されたため、養豚産業は大きな影響を受けました。

国際ウイルス分類委員会(International Committee on Taxonomy of Viruses:ICTV)

分類学的見地から、ウイルスの分類と命名法の認可を行なっている組織。

監修:寺下 謙三(寺下医学事務所 代表)

参考

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