お知らせ

「新型コロナウイルスに関連した感染症」情報
― 新型コロナウイルス感染症の退院基準について ―

2020年2月20日版
2020年3月12日訂正

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染した場合の退院基準について

入院した新型コロナウイルス感染症患者が退院する際の基準が、感染症法(正式名称:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)で定められています。

▼症状があり、かつ、PCR検査「陽性」の患者の場合

37.5度以上の発熱が24時間なく、呼吸器症状が改善傾向にある状態から
①48時間後、1回目の核酸増幅法の検査(PCR検査)で陰性
②その検査検体を採取した12時間以後に再度検体採取を行い、2回目の核酸増幅法の検査(PCR検査)で陰性
が確認された場合です。

1回目または2回目のPCR検査で陽性が確認された場合は、改めて、前回検体採取後48時間後に1回目の核酸増幅法の検査(PCR検査)を行い、陰性が確認され、その検査の検体を採取した12時間以後に再度検体採取を行い、陰性が確認されるまで、核酸増幅法の検査(PCR検査)を繰り返します。
なお、患者が再度症状を呈した場合は、37.5度以上の発熱が24時間なく、呼吸器症状が改善傾向となるまで退院の基準を満たしません。


新型コロナウイルス検査01
▼症状がなく、かつ、PCR検査「陽性」の無症状病原体保有者の場合

陽性の確認から、
①48時間後、核酸増幅法の検査(PCR検査)で陰性
②その検査検体を採取した12 時間以後に再度検体採取を行い、2回目の核酸増幅法の検査(PCR検査)で陰性
が確認された場合です。

1回目または2回目のPCR検査で陽性が確認された場合は、改めて、前回検体採取後48時間後に1回目の核酸増幅法の検査(PCR検査)を行い、陰性が確認され、その検査の検体を採取した12時間以後に再度検体採取を行い、陰性が確認されるまで、核酸増幅法の検査(PCR検査)を繰り返します。
なお、無症状病原体保有者が新たに症状を呈した場合は、37.5 度以上の発熱が24 時間なく、呼吸器症状が改善傾向となるまで退院の基準を満たしません。


新型コロナウイルス検査02

本日の用語解説

PCR(Polymerase Chain Reaction)法

ウイルス遺伝子(遺伝情報をもっているDNAの一部の領域)の検出法として用いられる核酸増幅検査(NAT:Nucleic acid Amplification Test)の一つで、目的とする新型コロナウイルス遺伝子の有無を陽性又は陰性として判定する定性的な検査手法です。患者より採取した痰等の検体からDNA(デオキシリボ核酸)を抽出し、その核酸を倍々で増やして(増幅)、増えた核酸を検出することで、目的の遺伝子の有無を確認します。

監修:寺下 謙三(寺下医学事務所 代表)

参考

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